
いつも読ませていただいているTAKUさんのブログ「TAKU.Kの一日一冊ビジネス書」で、折に触れて登場するこの名前、スティーブ・ジョブズ 。
TAKUさんの人生に、これほどまでに影響を与えてきた人物・・。
名前ぐらいは聞いたことあったけど、実際に、どんな人物で、どんな人生を歩んできた人なのかは、全く知りませんでした。
ビジネス書評ブロガーとしてはちょっとまずい・・!?
・・という訳で、数あるジョブズ関連の本の中で、A4サイズぐらいあって一番大きかった、本書を買ってみました。(・・そんな理由かい。。)
TAKUさんのこの言葉
私はこれまでにも度々スティーブ・ジョブズ関連の書籍を強くオススメしてきましたが、その一番の理由は、彼が「好きを貫き、夢を実現した人物」の最高のロールモデルだと思うからです。
・・好きを貫き、夢を実現した人物。
「好きを貫く」って、簡単なようだけど、簡単じゃない。
・・でも、「貫く」。いや、ジョブズは、「突き破って」きた。
本書に書かれているジョブズの壮絶な人生は、困難、絶望を「突き破ってきた男」が背負ってきた、「覚悟」の歴史に他なりません。
彼の人生は、挫折と波乱続きの、およそ「成功者」とは表現しがたいくらい、波乱万丈に満ちています。
生まれてすぐ養子に出された彼は、養親のもとで育つが、せっかく入学した大学も、学校に通う意味を見出せなくなり、退学。
ヒッピー同然の貧乏生活を送っていた彼だったが、その後起業したアップル社が大成功。一躍、時の人として注目を集めるようになる。
絵に書いたようなアメリカンドリームをつかみ、誰もがうらやむ成功者となったジョブズ。
しかし、そんな絶頂の後に、自ら興した会社から他の経営陣との対立が元で追い出されてしまう。
絶望に打ちひしがれた、まさに転落人生・・。
しかし、その後、様々な紆余曲折を経て、ジョブズはアップルに復帰するチャンスをつかむ。
世界的なヒットとなるiMacやiPodなどを開発して業績不振に陥っていたアップルを再成長に導くが、その矢先、膵臓がんであることが発覚する・・。
「成功者」が持つ、「光」と「闇」・・。
神田昌典さんが言っている、「成功のダークサイド」というものに、これでもかというくらい、打ちのめされた人。
しかし彼は、そんな中で、一人、悟る。
「生きる」ということが、どういうことなのかを・・。
スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業生に向けたスピーチの中に、彼が、あらゆる困難と絶望を「突き破ってきた」末にたどり着いた、一つの答えがあります。
・・スティーブ・ジョブズの言葉。
周囲の期待、プライド、恥や失敗への恐れ・・。
こうしたものすべてはわれわれが死んだ瞬間に、さっぱり消え去ってしまう。
最後に残るのは本当に大事なことだけだ。
自分もいつかは死ぬんだと考えることは、失うことへの怖さという落とし穴にはまらないもっとも効果的な方法だ。
・・君たちは、すでに素っ裸だ。
意に反して生きる理由なんてどこにもない。
・・ジョブズのこの言葉を、手帳に書き写しました。
自分も、いつか、死ぬ。
それは、数十年後かもしれないし、ひょっとしたら、明日かもしれない。
「周囲の期待、プライド、恥や失敗への恐れ。」・・こんなものに、神経をすり減らしていた自分。
・・何やってるんだろう、おれ。
彼が最後にたどり着いた、「本当に大切なこと」。
それが、ほんの少しだけど、見えてきたような気がします。
せこく生きても、かっこつけても、どうせ、いつか死ぬんだ。
いつも死と隣り合わせ。すでに素っ裸の私に、今更失うものなど何もない。
この先、どんな絶望に打ちのめされようと、私は、それを「突き破って」みせる。
どうしても苦しい時は、手帳の言葉を何度も読み返そう。
この言葉がある限り、私は、勇気を持って立ち向かっていける。
ジョブズのこの感動的な名スピーチは、こんな言葉で締めくくられました。
「Stay Hungry,stay Foolish.」
“・・ハングリーであれ。バカであれ。"
◇内容紹介・レビューが読めます
スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡
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タグ:アップル スティーブ・ジョブズ
私はマックユーザーになって15年以上になります。ジョブスCEOが戻ってきてアップルが元気を取り戻してきた状況を常に見てきました。ちょうどこの本を読もうと思っていたところでした。彼の一流のプレゼンを見るのが楽しいです。(リンク先参照)
今日は、1日仕事をサボったので、
いろんな人のブログへ遠征に出ておりました♪
スティーブ・ジョブズ さんの本は
読んだことがありませんでしたが・・
この本は、読んでみたい!!
と思いました!!!
ビジネス太郎さんのブログを読んだだけで、
ガッツリ目頭が熱くなりました・・・。
素敵な本のご紹介
ありがとうございますっ♪
さっそくリンク先の、ジョブズのプレゼンを見させていただきました。
・・大観衆を前にしてのあの落ち着き、そして、絶妙な「間」の取り方。本当に「すごい」の一言に尽きますね。
あんなプレゼンされたら、例え機能や性能がアップルのものより優れていたとしても、ライバル会社はひとたまりもないって感じです。。
特に、「アップルは電話を再発明する」というセリフ。かっこよすぎ!
にもかかわらず、今日ついつい仕事をしてしまった自分に、自己嫌悪しています。ああ、オレってやつは。 ・・って違うっっ(・・。)