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2009年03月01日

営業は「洗脳」 苫米地英人 著 CYZO




 苫米地英人さんの「営業」の本。

 よく営業関係の本を読むと、ほとんどがこう書いてある。

 「商品を売る前に自分を売れ。」
 「お客さんのことを第一に考えていれば結果は後からついてくる」

 
 ・・でも、この本を読むと、とんでもない。。

 例えば、灰皿を片付けるふりをして、すっと相手の方に押しやり、相手の無意識に「こちらの領域の方が広いぞ」と思い込ませ、心理的に圧迫し、交渉を有利に進める方法。

 また、目の焦点をずらし、お客の眼球筋を無意識に動かすことによって、海馬の記憶にアクセスし、その情報を塗り替える方法。

 ・・などなど、他にもたくさんあるのですが、何と言うか、露骨というか、生々しいというか、正にタイトル通り「洗脳」という形で、圧倒的にお客の心を支配してしまう禁断の営業術が公開されているのです。

 
 でも、よく考えてみると、人間の心は、こんなことで、いとも簡単に操れてしまうものなのか・・!?という、恐怖心を抱いてしまうことも事実です。

 これらの方法はすべて、相手の「顕在意識」ではなく、「潜在意識」を支配する方法であり、受け手の側が、"すでに相手に支配されていることを自分で意識できない"というところが何よりも怖い・・。

 究極、人間関係の力学というのは、「無意識という情報空間をどちらが支配するか」ということに帰結しているということがわかります。

 このように、無意識の情報を書き換え、まるで自分でそれを思い立ったかのように思い込ませ、意図した方へと操る方法というのは、「権力」を握っている人たちが、したたかに、巧妙に利用してきた歴史があるようです。

 この方法で大衆を洗脳し、煽り、権力を持った一部の人間だけが圧倒的な富を得るために、国家レベルの都合の良い政治思想の流布や、大義なき戦争へと突き進んでいくために利用されているのだとしたら・・!?本当に怖ろしいことだと言わざるを得ません。


 ・・この本の意図というのは、「営業成績を上げる本」ということよりも、「権力を持っている側の洗脳の手口を知り、洗脳支配から身を守る本」であるとも言えます。

 苫米地英人さんの他の著書とかぶる内容も多いですが、特に、資本主義というルールにおける経営者と従業員との関係について書かれている部分や、ソーシャルアントレプレナー(社会起業家)について書かれている部分も、大変衝撃的で、深く考えさせられました。

 その部分は今回割愛させて頂きますが、この本は、特に、会社の従業員や、これから社会人になろうという方にとって、とても重要な意味を持つ一冊になると思います。

 また、苫米地英人さんの、「洗脳」に関する他の著書も、機会があればぜひ手にとってみてください。


◇内容紹介・レビューが読めます
 営業は「洗脳」―一瞬でお客様を支配する禁断の営業術

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posted by ビジネス太郎 | Comment(2) | 能力開発

ビジネス書を読んで、あほうになろう。能力開発⇒営業は「洗脳」 苫米地英人 著 CYZO
この記事へのコメント
これはこれは…!

すごく興味を引かれました。苫米地さんの本は異質というか、すごく際立っていますよね。

「洗脳」ということについても苫米地さんは他の書籍とは書き方が違います。一度まとめて読んでみたいです。
Posted by ぼってぃー at 2009年03月02日 06:46
確かに。(笑)
苫米地さんは独特の世界観を持っていますね。風貌も独特だし。
太郎は、このアクの強さにどっぷりとハマっています。ひょっとして洗脳されているのかな〜(・・。)
Posted by ぼってぃー様へ:ビジネス太郎 at 2009年03月02日 22:18
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