
本屋でなんとなく目に付いた本書。
吉田松陰という名前は、昔、教科書で習ったような気がするけれど、はたして、どんな人だったっけ・・。
ちょっと心に引っかかったので、つい買ってしまいました。
まず、本書を紹介する前に、あとがきやネットで調べた吉田松陰さんの簡単な略歴をまとめてみました。
1830年、山口県生まれ。
当時、欧米列強が日本を植民地化しようと画策し、武力をもって迫っていた。
これに対し、徳川幕府はなす術もなく権威を失墜、国内は二分。
対立抗争が激化し、日本全体が大揺れに揺れていた、激動と動乱の時代。
そういう状況の中で、松陰の行動と言葉が、全国の若い志士達(その中には高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎らがいた)の心に火をつけて、来るべき新しい時代を拓く原動力となっていく。
しかし、時の幕府にとって都合の悪い思想を流布したことや、老中間部詮勝の暗殺を策したことで、罪人として収監。
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」
という有名な辞世を残し、1859年、江戸伝馬町の獄中で処刑され、わずか29年2ヵ月の生涯を閉じる。
・・う〜ん・・。本当に学校で習ったっけ・・?
やっぱり、大人になってから、本当に心に沁みてわかることって、多いような気がしますね。
この本に書かれている吉田松陰さんの言葉は、没後150年経った今でも、全く色褪せることなく、私の心に深く響いてきました。
その中でも特に身につまされた言葉をご紹介します。
能はざるに非ざるなり、為さざるなり。
訳:できないのではない。やらないのである。
・・そ、その通りです・・。
士に貴ぶ所は徳なり、才に非ず。行なり、学に非ず。
訳:立派な人が重んじるのは人徳であって、才能ではない。実際の行いであって、理論ではない。
・・(・・汗。)。。
一朝の苦を顧うて、遂に千載の図を空しゅうするなかれ。
訳:一時的に苦しいからといって、永遠にその名が朽ちることのない雄大なはかりごとを、途中で投げ出すようなことがあってはならない。
・・肝に銘じます・・。
学を言うは志を主とす。
訳:学問というのは志、つまり、「何のために学ぶのか」ということが最も大切である。
・・こ、これも肝に銘じます・・。
士は過を貴しとせず、過を改むるを貴しと為す。
訳:立派なこころある人は「過ちがない」ということを重んじるのではない。「過ちを改める」ことを重んじるのである。
・・おっしゃる通りだと思います・・。
・・これ以外にも、もっともっとたくさんあるのですが、自爆するだけなので、今日はこれくらいにしておきます・・。
わずか29年2ヵ月でこの世を去った、吉田松陰さん。
現在の私の年齢さえ、生きていないことになります。
こんな人が、150年も前に、確かに、この日本に存在していたという事実。
日本人として、誇りにもっていたいと思います。
この本は、あぐらをかいて、リラックスして読んでいたはずが、読み進めるに連れて、自然と背筋が伸び、正座になってしまうような・・。
正に、「魂を鼓舞する」本。
心に沁みる素晴らしい言葉に満ち溢れた、本当に感動的な一冊でした。
◇内容紹介・レビューが読めます
吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録
◇ビジネス書ブログランキングに参加しています。
よろしければ、応援のクリックを頂けるとうれしいです。
↓
ビジネス書ランキング
◇トップページへ
ビジネス書を読んで、成功しよう。
吉田松陰、大好きです!
そして、記事の内容…、
心に突き刺さりました。
迷わず、アマゾンアタックです!
すごく面白そうな本を紹介していただきありがとうございました!!
当時、わずか29年という短い人生の中で、日本を本気で変えようとした、とてつもない若者・・。
しかも、死後150年以上経った今でも、現代に生きる私たちの心を、こうも熱くし、感動させ続けている人・・。
・・スゴすぎますよね!?
しかし、やっぱり学校で習った記憶が思い出せません・・。
教科書には、ほんの何行かで、ちょっと書いてあっただけだったような・・。なんか、もったいないですね。。