本田宗一郎さん。
小さな自動車修理工場から、一代で、「世界のホンダ」を作り上げた男。
この本を読んで思い知らされたこと。
「人の成功法則の中に、成功はない。」ということ。
この本を読むと、本田宗一郎さんは、人の成功哲学だとか、成功法則だとかいうものを勉強していたわけではない。ということがよくわかります。
本田宗一郎さんは、目標を紙に書いて、毎日眺めていたか?
・・やってない。
本田宗一郎さんは、潜在意識の法則を知って、それを戦略的に活用していたか?
・・やってない。
本田宗一郎さんは、自己啓発書を読み、モチベーションを上げ、そこに書いてあることを実践していったか?
・・やってない。
・・そうなんです。やってないんです。
本田宗一郎さんは、誰からも、「経営」というものを教わったわけでも、「成功法則」を学んだわけでもない。
金なし。コネなし。実績なし。
・・それでも、世界に冠たる大企業を、たった一代で作り上げた。
なぜ・・?
その秘密が、本書に書かれている本田宗一郎さんのこの言葉の中から、垣間見えてくるのです。
間違った解釈をするような生半可な知識なんか、ないほうがましだといえる。
知識がなければ、あるがままに物事を素直に受け取るに違いない。
私は他人から教わったことや本に書いてあることを鵜呑みにはしなかった。
それはみな他人の過去だと、知っていたからである。
私がビジネス書を読みまくっているのは、結局、「恐れ」だったのです。
失敗したくないから、先に成功法則を知りたい。
人に「よく知ってるね。さすがだね。すごいね。」と言ってもらいたいから、知識をつけたい。
本田宗一郎さんは、本を読む前に、体が動いている。
・・私は、本を読んで、知識を集積して、いつかこれを実践してやろう!世間をアッと言わせてやるぞ!って、考えている。
本田宗一郎さんは、夢中になって、没頭して、死ぬほど失敗しまくって、その実体験の中から、新たな学びを得、次へ行く。
・・私は、失敗しないように、"成功本"を読みまくり、人の成功法則を真似て実践しながら、何で成功しないんだろう・・って考えて、次の"成功本"を探す。
自分の人生は、ひょっとして、このまま平凡に終わるんじゃないだろうか?という「恐怖」から目をそらすために、"成功本"を読みあさり、「私は成功するために必要なあんな知識を持っている」「こんなことも知っている」と自分に言い聞かせ、安心しようとしていた・・。
もう、「恐れから逃げ出すための読書」は、今日限りでやめようと思います。
すぐにはできなくても、そうなれるように、努力します。
本は、好きだから読む。楽しいから読む。
「成功する」とか「しない」とか、そんなんじゃなくて、こんな本との付き合い方、人生との付き合い方ができたなら、私の一生の楽しみごとは、もっともっと、豊かになっていくはずだから。
好きだから、夢中になれる。
楽しいから、没頭できる。
本田宗一郎さんは、小さな工場で機械をいじっているとき、ただただ、ひたすら、楽しかったんだろうなぁ。
「やりたいことをやれ」って、きっと、こういうことなのですね。
自分への戒めとして。・・本田宗一郎さんの言葉。
人間は、自分の中に検事と弁護士と判事を一人ずつかかえて生きている。
だから、自己弁護にも二つの種類があるのではないだろうか。
ひとつは、自分の一生をより大きく開花させていくための、大きな自己主張的な自己弁護であり、あとひとつは、いわゆる弁解じみた、消極的な、悲しい自己弁護である。
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私も最初のうちは失敗しないために、
あらかじめいい方法があるなら知りたいという
動機がありました。
しかし、その考えは間違いだとすぐに気づきました。
挑戦して失敗してを繰り返し、
絶えず自分を作り変えることに勝る成長は、
ないのだなと感じます。
この本は面白そうですね、読んでみます!
正にTAKUさんのおっしゃる通りだと思います。
結局、「成長」も、「成功」も、自分の中にしかないんですよね。
ビジネス書を読んでいるときは、「これは、他人が失敗したり経験したりして得た、その人の学びであり、知識であり、成功法則であって、それをそっくりそのまま自分に当てはめたところで、自分の人生を生きたことにはならない。」と、どこかで、バランス感覚を持つというか、クールな目で見ていなくちゃいけないんですよね。
本田宗一郎さん、本当にすごいなぁ。
私が不思議に思ったのは、最近「支援型リーダーシップ」という言葉がよく聞かれて、あれこれ指示、命令型のリーダーシップでは周りがついてこないと言われています。
でも、本田さんってめちゃめちゃ「指示型リーダーシップ」なんですよね。でもカリスマ性や信頼があるおかげで、それで周りが動く。
なかなか最近のビジネス書にうたわれていることと当てはまらない面白さ、すごさがありますね。
松下幸之助さんや稲盛和夫さんを、仮に「正統派経営者」とするなら、スティーブ・ジョブズや本田宗一郎さんは、完全に「異端経営者」ですよね。(笑)
成功するには法則がある・・と思いきや、ひょっとしたら、ないかもしれない・・。。そんなワケのわからない感情が今、頭の中をぐるぐる回っています。
一つ共通点を挙げるとするなら、皆、「その人らしさ」を100%発揮していること。
ひょっとしたら、この辺りに秘密があるのかも・・!?
「成功本」ばかり読んでいると、自己満足で終わってしまうことが多いですよね。私の得意技ですが・・。(涙。。)
知識技能を高める方も、がんばります!
本田宗一郎さんの相棒である藤沢武夫さんのこの本を読めば、よりいっそう本田宗一郎さんの魅力がわかりますよ。
藤沢武夫さんというお名前は、この本からもたくさん登場していました。
本田宗一郎さんと藤沢武夫さん、技術屋と営業のスペシャリストの両輪が、「世界のホンダ」を作り上げたのですね。
『経営に終わりはない』ですね。早速買って読んでみます!