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2008年02月06日

「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」 黒川伊保子 著  新潮新書 




 ヒット商品・人気タレント・ブランド力・・。

 それらすべての鍵を、「語感」が握っていたとしたら・・!?
 
 ちなみに「語感」というのは、「音の持つイメージが潜在意識に働きかけるサブリミナルな効果」のこと。
 
 
 この本の著書である黒川伊保子さんは、こう言い切ります。
 
 ことばの音の響きには、潜在的に人の心を動かす力がある。

 
 例えば、売れる車の名前にはCが多い。

 カローラ・クラウン・カムリ・セドリック・シビック・シトロエン・シボレー・コルベット・カマロ・等々・・。

 黒川伊保子さんによると、トヨタの車名に意図的にCが組み込まれたのは明らかなのだそうです。

 C音の車は売れる・・。

 その理由として、黒川伊保子さんはこのように説明しています。
 これは、C表記が喚起するクオリアが、硬い曲面のイメージから自動車の流線型のボディを、回転のイメージから自動車の製品機能を髣髴とさせるため、事象と文字のクオリアが適合した、非常にいいネーミングだからに他ならない。


 もちろん、私達自身の「名前」も、潜在的に人に与えるイメージを作り出しています。

 例えば、「俊介」(しゅんすけ)という男の子は、運動神経が良く、女の子にもモテて、爽やかで俊敏なイメージを感じさせます。

 「琢磨」(たくま)くんは、ストイックな努力家で、包容力をもったイメージですね。

 このことは逆に言うと、「俊介」君は、親からその名を授けられたその日から、「俊介」ということばの持つ潜在的イメージ通りの子に育つ・・という、ある種の「縛り」をかけられている、と言えるのです。

 人間は、その名の音の持つ、潜在的イメージ通りの人間になる・・!?

 何やらちょっと怖い話になってきましたが・・。

 皆さんも自分の名前の持つ「語感」を調べてみると、面白いかもしれません。

 
 本書ではこの他にも、「女性雑誌はNとMが売れる」、「人気怪獣の名前には必ず濁音が入っている」等々、音の持つサブリミナルな効果が潜在的に大衆を動かしてしまう・・という衝撃的とも言うべき事象を、具体的なネーミングの例を挙げて解説しています。

 ひょっとしたら私達は、「ことばの持つ音」というものに支配されているのではないか・・。

 そう思えて来てしまうほど、この本はセンセーショナルな内容になっています。

  
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posted by ビジネス太郎 | Comment(0) | TrackBack(0) | 教養・知識

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